寒い季節に大活躍のセーターですが、最近はセーターのことを「ニット」と呼ぶ人が増えています。
確かにニットと聞くと少しかっこいい感じがするし、逆にセーターと聞くと古くさいイメージがありますよね。
でも実は、ニットとセーターにはちゃんとした「違い」があるんです。

しかも、そのことを知ってる人って意外と少ない!
そこで今回は、ニットとセーターの違いについてまとめました。
また、記事の後半では、みんな大好き「スウェット」とニットの違いについても解説していますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね♪
ニットとセーターの違いは?
まず先に結論からいうと、
- 「ニット」=生地(素材)の名称
- 「セーター」=ニット素材で作られた衣服の形の名称
です。


ニットとは、1本の糸でループ(輪)を作りながら編まれた素材(生地)のこと。
なので、ニットとひと言でいってもセーターだけじゃなく、ニット素材を使った帽子や手袋なども「ニット」になるわけです。
そして、セーターはニット素材を使って作られた服、トップスの名称になります。
ファッション用語では「ニット」や「デニム」など、素材の名前を総称して呼ぶことがあるので、しっかりと意味を理解しておきましょう♪
ニット素材の種類
さらにニットは、使われる糸によっても細かく分かれます。
動物性の天然繊維 | 植物性の天然繊維 | 化学繊維 |
---|---|---|
ウール | 綿(コットン) | レーヨン |
カシミヤ | 麻(リネン) | ナイロン |
アルパカ | ジュート | アクリル |
アンゴラ・モヘア | ー | ポリエステル |
シルク | ー | ー |
メリノウール | ー | ー |
ラムウール | ー | ー |
ニット素材にはさまざまな種類があるのですが、大きく分けると、
- カシミヤやウールなどで有名な「動物性の天然繊維」
- 綿やリネンなどから作られた「植物性の天然繊維」
- レーヨンやアクリルなどの「化学繊維」
という3つに分類されます。
もちろん、ひとつの素材だけを使ったニットもあれば、複数の糸を混ぜて作られたニットもあります。
ふだん何気なく来ているニットがどんな素材なのか気になる人は、裏についてるラベルをチェックしてみてくださいね。
スウェットもニットの仲間って本当?


私たちがよく普段着として着ている「スウェット」。
何を隠そう、このスウェットも実はニットの仲間なんです!
スウェットは、綿素材を平編み(ジャージー織り)にしたニット生地のこと。
なんか意外ですよね~。
セーターは発汗性や保温性に優れていますが、スウェットは伸縮性や吸収性にすぐれているので、運動着や部屋着として使われることが多いんですね。


このように、使っている素材(材料)が変わるだけで、見た目も、機能もガラリと変わるニット。
最近は寒い季節だけでなく、サマーニットなども登場し、季節を問わず年中活躍してくれます。
ニットとセーター、そしてスウェットの違いを理解している人は少ないので、ぜひ周りにいる家族や友達に教えてあげてくださいね♪
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